皆さまこんにちは(^O^)/
事務の木村です。
住宅の外観で目につきやすい部分といえば、屋根や外壁、窓などが思い浮かびますが、
実はその「つなぎ目」や「縁」の部分にも重要な役割を果たす部材が多くあります。
今回はそんな屋根まわりに設置されている「破風板(はふいた)」塗装をご紹介させていただきます。
今日ご紹介させていただくお宅は先日完工した磐田市富士見町のY様邸です。
破風板は、屋根の端、特に「妻側」と呼ばれる屋根の三角形の部分に取り付けられる板で、
垂木などの構造部材を隠し、屋根全体の輪郭を整える部材です。
その機能は見た目の美しさにとどまらず、建物の耐久性にも大きな影響を与えています。
まず破風板には、屋根内部に風や雨が吹き込むのを防ぐという役割があります。
とくに台風や突風などの強い風を受ける面に設置されているため、建物の耐風性を高めるうえで重要な役目を果たしています。
また、防火性にも貢献しており、火災時に炎が屋根裏へ回り込むのを抑える効果があることから、
防火地域では不燃性の素材を使用することが推奨または義務付けられています。
さらに、破風板が整っていることで屋根のラインがきれいに引き締まり、建物の外観全体の印象も格段に良くなります。
外装デザインの一部としても重要な存在です。
破風板は常に雨や紫外線にさらされているため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
まず高圧洗浄を行い、表面に付着したほこりや汚れを落としていきます。
続いて、ケレン作業を行い下地を整えます。
ケレン作業を行う事で、下塗り材の密着性を高めることができます。
そして、下塗り材を塗布します。
最後に上塗り材を塗布することで完成です。
1回目の様子
2回目の様子
細部まで丁寧に仕上げてまいります。
この度は弊社にご依頼いただきありがとうございました。