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2024.03.25

地震後の外壁のひび割れにはどう対処する?適切なひび割れ補修方法について!

地震が起きた後、家の外壁にひび割れを発見することは、驚くべきことではありません。
特に日本のような地震が多い国では、建物へのダメージを最小限に抑えるために、外壁のひび割れの原因と対処法を理解することが重要です。
この記事では、地震後に外壁ひび割れが発生しやすい箇所やその原因、適切な補修方法、そして費用の目安について解説します。
 

□地震後の外壁ひび割れはどこにできやすい?

 
地震の揺れは建物に予期せぬ負荷をかけ、外壁にひび割れを引き起こすことがあります。
特に以下のような箇所は注意が必要です。
 
1:窓サッシ周辺
 
窓や扉などの開口部は、壁がないため負荷がかかりやすく、地震により斜め方向にひびが入りやすい場所です。
構造上、これらのひび割れは予防が困難であり、発生した場合には早急な対応が必要です。
 
2:モルタル壁
 
モルタルで仕上げられた外壁は、地震によって広範囲にひびが入るリスクがあります。
この原因は、地震の揺れによって下地の防水紙やラスが動き、その上のモルタルに負荷がかかるためです。
 
3:シーリング
 
外壁の接合部に使用されるシーリング材は、地震でひびが入ったり、隙間が生じたりしやすい部分です。
特に経年劣化により硬化したシーリングは、地震の揺れに耐えきれずひび割れの原因となります。
 
4:サイディングの釘周り
 
サイディング外壁の場合、釘周りにひびが入ることがあります。
これは、地震時に釘が動くとき、サイディングが適切に追従できない場合に負荷がかかるためです。
 
これらの箇所は地震後に特に注意が必要であり、ひび割れを発見した場合には早急な対策が求められます。
 

□ひび割れの大きさ別!適切なひび割れ補修方法について!

 
地震による外壁のひび割れは、その幅によって補修の必要性が異なります。
 

*幅0.3mm以下のひび割れ

 
この程度のひび割れでは直ちに補修する必要はありませんが、定期的な観察を通じて進行状況を把握することが重要です。
応急処置としては、セメント粉をひび割れに塗布し、水を加えて固定する方法が有効です。
 

*幅1mm以上のひび割れ

 
この段階のひび割れは、外壁の下地や構造に影響を及ぼし、建物内部への水分浸透のリスクがあるため、迅速な補修が必要です。
大規模な補修作業が必要になる前に、専門の会社に相談することが大切です。
 
外壁のひび割れは多種多様で、原因の特定と適切な補修方法の選択は専門家による点検が必要です。
また、補修費用の相場は部分補修で8万円から30万円、全体補修の場合は50万円から130万円が目安となりますが、状況によって異なるため、正確な見積もりを取ることが重要です。
 

□まとめ

 
地震後の外壁ひび割れは、窓サッシ周辺、モルタル壁、シーリング、サイディングの釘周りなど特定の箇所で発生しやすく、その原因と対策を知ることが重要です。
ひび割れの大きさに応じた適切な対処法を理解し、必要に応じて専門会社に相談することで、建物をしっかりと保護できます。
この記事が、地震後の外壁ひび割れへの理解を深め、適切な対応をとるための一助となれば幸いです。

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